2012年4月25日のペンギンアップデート上陸をきっかけに、
他に運営しているブログに設置していた「Linkapi」という
相互リンクサービスを外しました。
Linkapiを外してから4ヶ月以上が経過した現在、
ブログのアクセス数にどのような変化が生じているのか
アクセス解析データを公開したいと思います。
ペンギンアップデートで「リンクプログラム」への措置が強化
まず、「Linkapi」について簡単に説明しておくと、
サーバにCGIスクリプトを設置するだけで、
設置した全サイトと自動で相互リンクされる。というサービスです。
サイト登録が100%許可されるどこぞのSEOサービスと違い、
質の低いサイトやスパム要素のあるサイトは削除されるそうなので、
被リンクが増えるならと登録していました。
しかし、ご存知のように2012年4月25日に
恐怖のペンギンアップデートが導入されました。
ペンギンアップデートとは、
「キーワードの詰め込み」や「リンクプログラムへ参加」しているサイトの
検索順位を下げるというアルゴリズムの変更のことです。
[参考:良質なサイトをより高く評価するために]
特に、ペンギンアップデートの導入が騒動となったのは、
過剰な自作自演リンクや「リンクプログラム」への措置が強化された点です。
Googleウェブマスターガイドラインによると、
下記のような行為がリンクプログラムに該当します。
- PageRankの操作を意図したリンク
- ウェブスパマーや不正なウェブサイトへのリンク
- 過剰な相互リンクやリンク交換
- PageRank を転送するリンクの売買
すでに他の相互リンクプログラムでは順位が下落
また、パシさんのブログによると、
特に、P-LINK、リンクモスト、相互リンクFINALなどの過剰な相互リンクを行なっているサイトの順位下落が目立っているという話を良く聞きます。
[参考:Googleの不正リンク警告とペンギンアップデート]
とのことです。
実際、私の元にもペンギンアップデート後に、
「検索順位が大幅に落ちてしまった」という相談があり、
ブログを見せてもらったことがあります。
見てみたら、「リンクモスト」を設置していました。
「Linkapi」は第一回目のペンギンアップデートでは
特に影響は受けなかったようですが、
今後のアップデートで影響を受ける可能性も十分に考えられます。
ですので、2012年5月上旬に、Linkapiを設置していた
2ブログからLinkapiのCGIを撤去しました。
正直、被リンクを失うことにためらいがあったのですが、
ペンギンアップデートの餌食になることのほうが
リスクが大きいと判断し、外すことにしました。
では、Linkapiから得られていた被リンクを失ったことで
検索経由のアクセス数にどのような変化が生じたのか、
実際のアクセス解析データを見てみましょう。
尚、CGIの撤去から2、3日でリンクが外れたことを確認済みです。
アフィリエイトブログのアクセス数の変化
まず、一つ目がアフィリエイト教材のレビューブログ
「めしおブログ」の検索エンジンのみの月間アクセス数です。
●2012年4月(4月25日ペンギンアップデート実施):訪問数7,706
「あれ?めしおさんのブログって、検索経由から1万アクセス超えてたんじゃないですか?」
「メルマガよりブログメインとか言っておいて思ったより少なくないですか?」
というツッコミは今回はナシで。
●2012年5月(上旬にLinkapi撤去):訪問数8,326
●2012年6月:訪問数8,266
●2012年7月(18日パンダアップデート実施):訪問数11,626
※7月15日にアクセス数が爆発しているのは、
何かと話題の与沢翼さんが有吉ジャポンに出演したためです。
●2012年8月:訪問数10,043
色々な要因が重なっているので一概には言えませんが、
単純に判断するならLinkapiを外しても、
アクセス数の減少は見られないと判断できます。
むしろ、アクセス数は増えているように見えます。
美容・ダイエット系ブログのアクセス数の変化
もう一つが、ダイエットブログから内容を変更中、
「めしおブログ女子部」の検索エンジン経由のアクセス数です。
●2012年4月:訪問数9,882
●2012年5月(上旬にLinkapi撤去):訪問数11,703
●2012年6月:訪問数13,741
●2012年7月:訪問数13,478
●2012年8月:訪問数19,202
これも色々な要因が絡みあっているので、
単純に判断するのは問題があるかも知れませんが、
4月と比べると8月のアクセス数は2倍近くまで膨れ上がっています。
ただ、アクセス数だけ見ると非常に良い結果になっているのですが、
平均滞在時間が1分を切ってしまっています。
このブログは私が初めて開設したWordPressブログで、
初心者の頃に書いた記事もそのままになっています。
ですので、ペンギンアップデートではなくて、
パンダアップデートのほうにやられるかも知れません。
早めに「コンテンツの質の見直し」が必要なブログです。
結論:Linkapiは設置するメリットなし。
以上、Linkapiで獲得していた被リンクを失うことで、
検索経由のアクセス数は減少するのではと予想していたのですが、
そのような現象は見られませんでした。むしろ増えています。
逆に、Linkapiを設置することで、
今後も不定期にアップデートを繰り返すペンギンアップデートに
捕まるデメリットのほうが大きいです。
なので、リスクを犯してまでLinkapiを設置する意味はない
と、結論付けました。
ちなみに、当ブログ「メシオプレス公式サイト」は、
最初からLinkapiは設置していません。
まだ運営を開始して5ヶ月、記事数30という弱小ブログですが、
徐々に検索エンジン経由のアクセス数も増えてきています。
●2012年4月(4月7日開設):訪問数434
●2012年5月:訪問数794
●2012年6月:訪問数1,883
●2012年7月:訪問数2,606
●2012年8月:訪問数2,648
おそらく、きちんと運営・更新していけば、
前述の2つのアフィリエイトブログよりもアクセス数は大きくなると思います。
更新頻度はあまり高くありませんが、
コツコツとお役立ち情報を中心に更新していきますので、
今後とも「メシオプレス公式サイト」をよろしくお願いいたします。
●本日のまとめ
ペンギンアップデートの導入をきっかけに、相互リンクサービスLinkapiを
撤去してみたところ、どうやら被リンクは減ってもアクセス数は増加したっぽい。
ユーザーから見て意味のない無機質な相互リンクはする必要ナシ。