大きな画像を、指定したサイズに自動でリサイズできるWordPressプラグイン「Imsanity」が便利すぎる件

スマホやデジカメで撮影した写真をブログにアップロードする際、そのままだとかなり巨大なサイズでアップロードされてしまいます。なので、一旦リサイズ(縮小)してからアップロードするわけですが、この「Imsanity」を使えばそんな面倒くさいことする必要がなくなります。設定方法・使い方を解説しておきます。

毎回リサイズする必要がなかったことに今さら気づきました。

スマホやデジカメの写真以外にも、ぱくたそなどの無料写真サイトから写真をダウンロードして使う場合、そのままブログにアップするとかなり大きなサイズになってしまいます。

例えば、ぱくたその「某管理官のマネをするも飴を舐めているようにしか見えない新米刑事|フリー写真素材ぱくたそ」を使う場合、ブログ用のスモールサイズを選んでも、1200px×800px(522KB)もあります。下記のコードをCSSに書いておけば、

/*画像を記事幅に合わせる*/
img{
max-width: 100% !important;
height: auto !important;
}

大きな画像も自動的に記事幅に合ったサイズに調整されますが、アップロードされる元画像は大きな画像のままです。大きな画像を強制的に小さく表示させるよりも、画像自体を小さくしたほうが表示は軽くなる(らしい)ので、私は毎回大きな写真はリサイズしてからアップロードしていました。

しかし、「Imsanity」というプラグインをインストールしておけば、毎回手動でリサイズしなくても、プラグイン側で自動でリサイズしてからアップロードしてくれることに今さら気づきました。

同種のプラグインに「Resize Image After Upload」というプラグインもありますが、プラグインの設定画面に「PHPの容量を大量に使うから」みたいなことが書かれていましたので、「Imsanity」のほうを使っています。設定方法、使い方はとても簡単です。

Imsanityの設定方法と使い方

1.インストール&有効化

管理画面より「Imsanity」で検索してインストール&有効化します。

2.説明を読む

管理画面「設定」→「Imsanity」をクリックして設定画面に移動します。冒頭に英語でプラグインの説明が書かれています。ざっくり翻訳すると、

「Imsanityは指定した最大値より大きい画像のサイズを自動的に小さくしてくれます。これでデジカメやスマホの画像もそのままアップロードすることができます。元の画像はそのまま保存・使用することができます。ただし、オリジナルの高解像度の画像が必要なサイトでは使用しないでください。 WordPress上にはフルサイズの画像は保存されないので、元画像は自分で保存しておいてください。」

的なことが書いてあります。元画像に変更を加えないで良いのは便利です。今までは元画像とリサイズ画像の2つ存在して邪魔だったのですが、元画像は自分のパソコン上にそのまま、リサイズした画像はWordPress(サーバー)上のみに保存されます。リサイズ画像はブログ記事上でしか使いませんので、効率的です。

3.最大画像サイズを指定

基本的には「Images uploaded within a Page/Post」(投稿、固定ページにアップロードする画像)のサイズだけ変更すればOKです。メシオプレス公式サイトでは最大幅を600pxにするため「600×0」に変更しました。高さを0にしないと、高さのリサイズが優先されて幅が600px以下になってしまうことがありますので、高さは0に設定しておきます。

「Images uploaded directly to the Media Library」はメディアライブラリーからアップロードした場合の画像の最大サイズです。私はメディアライブラリーからアップロードすることはほぼありませんので、デフォルトのままです。

「Images uploaded elsewhere (Theme headers, backgrounds, logos, etc)」は、ヘッダー画像、背景画像、ロゴ画像などの最大値です。ここもデフォルトのままです。

「JPG image quality」はJPG画質です。デフォルトのままです。

「Convert BMP To JPG」は、BMP形式の画像をJPGに変換するかどうかです。BMP画像なんて保存する機会がありませんが、「YES」のままにしています。

4.過去にアップロードした画像の一括リサイズも可能

その下の「Bulk Resize Images」は一括リサイズ機能です。

一括リサイズ機能

英語で色々書かれていますが、簡単に翻訳すると、

「Imsanityをインストールする前にアップロードされた画像を一括でサイズ変更することができます。ただし、変更した元画像は元に戻すことはできません。なので、バックアップを取ることをおすすめします。また、最初は一括変更ではなくて、1つか2つの画像を選択して、一括変更して大丈夫か確認することをおすすめします。」

的なことが書いてあります。過去にアップロードした画像サイズも一括、または任意の画像を選択してリサイズできます。

実際に大きな画像で試してみましたが、すでに投稿された記事上の画像サイズは変わりませんでした。元画像サイズが小さくなって、ボヤケて表示されるだけでした。つまり、画像自体はリサイズできても、投稿された記事のソースまでは書き換えてくれないということです。

5.今までどおりアップロード

設定完了後の使い方は今までの画像アップロード方法と同じです。先ほどの1200×800pxの画像をそのままアップロードすると、自動的に指定したサイズ600×400pxにリサイズされてアップロードされています。

リサイズされた画像

なんて便利なのでしょう。今まで毎回リサイズしてからアップロードしていたのが馬鹿みたいです。ただし、指定したサイズより大きな画像をアップロードしたい時もありますので、一旦プラグインを停止にしてからアップするか、サイズを一時的に変更するかで対応する必要があります。

それでも、「Imsanity」は便利です。大きなサイズの写真を投稿する機会が多いブログを運営している場合は、是非導入してみてください。

※ブログの環境によって「アップロード中にエラーが発生しました。後ほど再度お試しください。」というエラーが表示されることがあるようです。その場合は「Resize Image After Upload」のほうを使うとうまくいきます。ただ、PHPの容量云々という注意書きが気になりますけどね。

あとがき

別サイトの記事作成の外注さんに、写真をアップロードしてもらうことも多く、毎回リサイズしてからアップロードするように伝えていました。まさかこんなプラグインがあったなんて知りませんでした。これは外注さんにも喜ばれそうです。早速別サイトにも導入しました。

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