固定ページでカテゴリーページを作れる機能などを追加(メシオプレス最新版)

固定ページを使ってカテゴリーページを作る機能や、HTML5への完全対応、Twitterカード表示などに対応したWordPressテーマ・メシオプレス02.ver2.3、メシオプレス03.ver1.6をリリースしました。

新機能:カテゴリーページに任意の固定ページを割り当てる機能

現状のWordPressのカテゴリーページでは、投稿した記事が新しい順に表示されるのが通常となっています。しかし、ユーザービリティを考えると、新しい記事から順番に表示されるのが良いとは限りません。

  • 古い記事から表示する
  • 内容に応じて記事同士をさらに分類して、まとめて並べる
  • 見て欲しい記事、優先順位の高い記事から表示させる

など、カテゴリーの内容をよりわかりやすく伝えるには、記事の内容や運営方針によって表示する順番を自由に設定できたほうがベストです。

また、同じテーマの個別記事がカテゴリーページの階層下に集約されることで、結果としてカテゴリーページに設定したキーワードが上位表示されやすくなります。そのため、大き目のキーワードで上位表示を狙うには、カテゴリーページを活用するのも有効です。

カテゴリーページにコンテンツを充実させて、カテゴリーページの滞在時間も引き上げれば、より上位表示しやすくなると考えられます。

そこで、カテゴリーページを自由に作り込めるように、固定ページをカテゴリーページに割り当てる機能を実装しました。固定ページを使ってカテゴリーページを作り込み、デフォルトのカテゴリーページと差し替えます。

実例:固定ページで作ってみたカテゴリーページのサンプル
※このページは何か上位表示を狙って作ったものではなくて、ユーザビリティ優先でサンプル用に作ったものです。

固定ページを割り当てる方法は簡単です。カテゴリーの編集画面に、カテゴリーページに固定ページのIDを記入する欄がありますので、そこに該当の固定ページIDを記入するだけでOKです。

該当の固定ページはAll in One SEO Packを使ってnoindexにして、カテゴリーページのほうだけインデックスさせれば、重複コンテンツにもなりません。

新構造:完全HTML5に対応(記事タイトルをh2→h1へ)

HTML5が普及する前のサイトの多くは、

  • ページの一番上にH1タグを設置
  • 記事部分の見出しにはH2タグ以下を使う
  • titleタグとH1や記事のH2が同じ内容になるのは気にしない

という構造になっていました。実際のところ、この構造がSEOにも強いため、これまでのメシオプレスシリーズはこの構造にしていました。また、メシオプレスを作り始めた頃は、まだHTML5が普及し始めたばかりだっため、安全のため過渡的なHTML5に留めていました。

しかし、2014年の10月28日にW3CがHTML5を正式勧告して、1年が過ぎました。最近は記事タイトルがh1のWordPressテーマのほうが多くなっています。そのため、他のWordPressテーマからメシオプレスへの乗り換えをしようとしたユーザーさんから、「hタグの構造が違うので乗り換えが不便」という指摘がありました。

旧構造のままでもSEOで不利になっているようには全く感じないのですが、他テーマからの乗り換えが不便というは確かですので、業界の流れに沿って完全HTML5に対応しました。

なお、旧構造から変更して2週間ほど様子を見ましたが、SEO的な順位変動は何もありませんでした。上がりもしなければ下がりもしません。やはりコンテンツの中身が重要ということです。

新機能:Twitter Cardsの設定、表示内容カスタマイズ機能

Twitterカードの設定機能は、以前からメシオプレスユーザーさんに実装の要望をもらっていましたが、その時は採用を見送りました。

理由は2つあります。一つは、FacebookのOGP設定と違って、タイムライン上に自動表示されるのではなくて、「概要を表示」を押さないと表示されないこと。もう一つは、Twitterに利用申請をする必要があり、そこまでしてやる意味があるのかよくわからなかったからです。

ですが、プロブロガー本の著者でお馴染み・するぷさんが、Twitterカードアナリティクスで効果測定した結果を公表していました。(参考:確かに画像付きツイートの方が注目されるが、Twitterカードの方が1.3倍クリックされる。

URLのみのツイートとの比較データではないですが、Twitterカードの効果があったという報告記事は初めて見た気がします。私自身はTwitterを最近あまり使っておらず、Twitterカードアナリティクスで検証する環境にないため、効果検証はユーザーさんにお任せします。

通常のDescription設定とは別に、トップページ、個別記事ごとにSNS(Facebook、Google+と共通)拡散を意識した独自のタイトル、説明文、画像を設定・表示できるようにしておきました。

Twitterカード設定

なお、Twitterカード機能を実装してから気づいたのですが、All in One SEO Packを使えば、同様のTwitter Cards設定が可能でした・・・。ただ、All in One SEO Packよりも簡単に設定できますので、テーマ標準の設定機能を活用していただければと思います。

その他の仕様変更・修正箇所

メシオプレス03.ver1.6、メシオプレス02.ver2.3では、その他に下記の微調整を行なっています。

メシオプレス02&03共通

  • カテゴリー別人気記事ウィジェットのタイトルのデフォルト表記を変更
  • スマホで文節での改行と画像の中央寄せオプションのデフォルトを「PC表示のまま」に変更
  • パンくず、head内の構造化データへの対応
  • 各ウィジェットの見出しを左揃えに変更

メシオプレス02のみ

  • 見出し画像付きメニューのアイキャッチ画像サイズを指定できる機能を追加
  • ボックスショートコード内でリストタグを使うと、下側のスペースが広くなってしまう問題を修正
  • スマホスライドメニュー内の見出し画像付きメニューでアイキャッチなしを選択した時に、メニュー枠の中央にリンクが表示されるように修正
  • テキストウィジェットでのテーブルの枠線が使えるように変更

メシオプレス03のみ

  • リスト表示の行間を調整
  • トップページ中央下段ウィジェットがカテゴリーページに反映されないように変更
  • ランキング縦ショートコードの王冠アイコンを50pxに拡大

WordPressテンプレート「メシオプレス」最新版は下記よりどうぞ。