SNSボタンや関連記事表示の内製化などで、表示速度の高速化に成功した「メシオプレス02ver.2.8」と「メシオプレス03ver.1.11」をリリースしました。新仕様および新機能について解説します。
新仕様:MFI対策のための高速化
「MFI(モバイルファーストインデックス)」が導入された場合、サイトの表示速度の重要度が高まる可能性があります。今のところどうなるかわかりませんが、速いほうが良いのは間違いないので、MFI導入前に早めに対応しておきました。
まずは、前バージョン(03ver.1.10)までの「メシオプレス公式サイト」の表示スピードを、PageSpeed Insightsを使って測定した結果がこちら↓です。
いい感じに遅いですね(笑)
そして、最新版(03ver.1.11)がこちら↓です。
モバイル、パソコンともに20スコア以上アップしました。もちろん、設置している画像ファイルなどの影響で、これよりも数字が悪くなる場合もありますし、良くなる場合もあります。これを「高速」と言えるかは微妙ですが、「遅い」とは言わせない(言われない)レベルにはなったと思います。
既存のメシオプレスユーザーさんなら、この記事にアクセスしたときに、読み込みが速くなったのを体感できたのではないかと思います。
(正直な話、これはメシオプレスの仕様というより、某・高速化テクニックを取り込むとこうなります。各所でやり方が紹介されていたものを参考にしました。実装自体は手動でやっていただく必要があります。ただ、一部分だけそのままだと使い勝手が悪いので、メシオプレス本体側で調整を入れてあります)
そして、表示速度の向上のために、SNSボタンと関連記事表示もプラグインの使用をやめて、テンプレートに組み込みました。
新機能1:SSL対応済みSNSボタン
これまで、SNSボタンは「wp social bookmarking light」を使っていたのですが、読み込みが遅いので内製化しました。LINEボタンはスマホサイトでのみ表示する仕様になっています。SNS誘導文も「左揃え」と「中央揃え」の選択ができるようにしました。
また、サイトをSSL化した場合に、アドレスバーが完全に緑色のマークになるように調整してあります。ChromeやIE、EdgeだとSSL対応が完璧だと思っても、Firefoxで見ると不完全になっていたので対応しておきました。
テンプレート側のSSL対応は完了していますので、内部のソースをいじることなく、表側の変更だけでSSL化への切り替えが可能です。当ブログは、エックスツーサーバーが独自SSLを提供してくれるのを待ってから対応予定です。
新機能2:関連記事ウィジェット
こちらも、今までは「Yet Another Related Posts Plugin (YARPP) 」に、メシオプレス専用のテンプレートを付けて実装していましたが、内製化しました。
リスト表示と、タイル表示の2パターンを選択できます。
新機能3:吹き出し画像を丸型にする機能
今までの吹き出しは正方形のみだったのですが、丸型の吹き出しも使えるようにしました。

メシオプレス!(四角)

メシオプレス!(丸)
新機能4:検索ボックスのプレースホルダを変更する機能
今までは、検索ボックスのプレースホルダは「サイト内検索」で固定表示だったのですが、任意のテキストに変更できるようにしました。
周知のとおり、Google Analyticsを使えば、検索ボックスに入力されたキーワードを知ることができます。アクセス解析でキーワードが拾えなくなった今、ユーザーの生の声(キーワード)を知るパーツとして、検索ボックスは貴重な存在だと思います。
↑サイト内検索は毎日利用されていることがわかります。
ユーザーが求めているのにサイト内に存在しない、もしくは、ユーザーがみつけにくいコンテンツを知ることができます。しかも、検索ボックスに打ち込んだキーワードは、海外の分析ツールを使ってもライバルにはわかりません。自分だけが見れるキーワードです。そんな検索ボックスの利用率を高める(可能性を秘めた)機能です。
新機能5:コメント欄のテキストフルカスタマイズ機能
メシオプレス02ver.2.5、メシオプレス03ver.1.8から、コメント欄のカスタマイズ機能を実装しましたが、カスタマイズできる箇所をさらに増やしました。全箇所フルカスタマイズが可能です。CGMメディアもどきを作るときに活躍してくれる機能です。
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